【関門海峡をこえて】
先日とは言っても、既に半月以上前のことですが、グレイスフルランドの母犬クレアが出産した子犬ゆめちゃんを家族に迎えられた、山口県の高山ゆめちゃんのご自宅にしつけの訪問指導に伺いました。▼本来ならグレイスフルランドの子犬を家族に迎えられた全ての皆様のしつけ指導・相談にお伺いしてご指導させていただきたいのですが現実的には不可能です。そこで今回は、高山ゆめちゃんのしつけ指導を参考にして、少しでも役立てていただけたらと考えています。
【ゆめちゃん】
子犬をしつける場合に大切なことは、（１）子犬が人間社会のルール（２）飼い主が何を望んでいるかを全く知らない・・・という事をまず前提としてよく理解して向き合わなければなりません。子犬のしつけは、子犬の心理、性格、理解力などを踏まえて、教えたいことを欲張らずに、一つに絞って繰り返し忍耐をもって丁寧に、段階を追いながら予習復習を根気よく続けることが大事です。他の家庭犬と比較せず、貴方の愛犬がこういう風になってほしいという理想像を描きながらしつけることも大事です。
【静かに休むハウス】
【トイレト・レーニング】
とにかく貴方の愛犬を貴方自身が心から信じてあげて、愛犬を育ててください。全ての生き物（人も含めて）にはすべて長所短所があります。長所は伸ばし、短所はカバーしながら気長に見守っていってください。子犬に教えたことが、できなくて当たり前だと考え、できなかったことが少しずつできるようになったら心から喜んで愛犬を褒めて育てて上げてください。
【一緒に遊ぶ・信頼の構築】
【体のケア・爪切り】
飼い主が迷った状態で子犬を育てると【迷犬】になりますが、貴方が愛犬を信じて自信をもって育てることによって、貴方の愛犬は、きっと【名犬】になることだと思います。▼そうですね。貴方の愛犬が、飼い主の思っている（理想的）に簡単にならなくて当たり前と最初から理解し、子犬を育てることが大切だと思います。
【高山さんご夫妻と】
最後に、貴方が愛犬を信じることで、愛犬も貴方を信じてくれます！そして、急がば回れで、諦めないで繰り返し忍耐をもって子犬に向き合ってください！私の経験で申し上げますと、犬に向き合った努力は必ず報われます！▼それにしても高山さんご夫妻は、ゆめちゃんに綿菓子のように甘く優しく接しておられました。このゆめちゃんは優しく諭すことでしっかりと理解してくれるタイプですので、高山さんご夫妻の接し方で、良かったと思いました。犬にはそれぞれ個性があり、その良さを引き出すのが、しつけなのではないでしょうか。
グレイスフルランド
桜井昭生