庭に咲いた、ピエールドゥローザンヌ
初夏のグレイスフルランド地方
今から12年前に母犬ローズが出産した子犬の富永蔵(くら)君をグレイスフルランドでお預かりしました。蔵(くら)君のご家族が旅行のために4泊5日の予定でお泊りすることになりました。富永蔵(くら)君は、グレイスフルランド地方に住んでいるので、時々(年1回ぐらい)は出会う機会がありました。
早いもので、もう富永蔵(くら)君も12歳の年を重ね、人間に換算するとすでに約77歳の年齢になっています。ですから今回のお預かりは、ひとしきり味わい深いものになりました。
草むらでくつろぐ蔵(くら)君
散歩に行こう
初夏の若葉の匂いがほのかに香る小道を蔵(くら)君と散歩しました。草むらは初夏のそよ風が駆け抜けて12歳の高齢犬の蔵(くら)君の体にも負担が無く楽しい散歩が楽しめました。
涼しい散歩道
たくましい蔵(くら)君
草むらの散歩
日本には、一期一会という茶道から生まれた言葉があります。これは人と別れた後に二度と会わないかもしれません。一期一会には、「たとえ何度も顔を合わせる間柄であっても、それが最後だと思って誠心誠意を尽くしましょう」という意味もあるそうです。
これから何度も会う機会があるとしても、実はそうではないかもしれません。だからこそ、いま行える精一杯の心遣いが大切です。だからこそ、蔵(くら)君と一緒に過ごせる時間を「一期一会」で感謝し大切な思い出のフォトグラフの1ページに残すことができました。
初夏の風に吹かれて
蔵(くら)君12歳 2018年5月
お家へ帰ろう