今日、近くの公園で知人のKさんとダルメシアンの「愛犬ドッティ君」にお会いしました。Kさんとは、今から7年前ぐらいのころに桜井ドッグスクールが主催する「犬のしつけ教室」で知り合いました。そのころには、Kさんはドッティ君ともう一頭の「てんてんちゃん」という牝のダルメシアンも飼われていました。
2頭の名前の由来は、ダルメシアンの体の模様が、「点々」と「ドット」模様なので名付けられたそうです。2頭共にウォルト・ディズニーの「101匹わんちゃん」に出てくるダルメシアンのようにとっても優雅で綺麗な犬でした。しつけ教室に通われて、2頭共にとってもお利口さんだったのを覚えています。その後、お互いに仕事が忙しくお会いする機会もなかったのですが、7年の歳月を経て偶然にお会いしました。
しかしその時には、Kさんの傍には「ドッティ君」しかいませんでした。「てんてんちゃん」は昨年13歳で天寿を全うしたそうです。そんなKさんの心の支えが「ドッティ君」だったのです。しかし「ドッティ君」が不運にも今年初めに交通事故で瀕死の重傷を負いました。その時には、さすがに助からないかもしれない状況だったそうですが、奇跡的に一命を取り留めたそうです。しかし後肢は、粉々に粉砕し回復はしたものの以来歩けなくなったそうです。
しかしKさんは、なんとか「ドッティ君」の身心の健康を願って「犬の車いす」を探して「ドッティ君」と気候の良い時に外を散歩されるそうです。犬の車いすで「ドッティ君」とお散歩に出るようになって、「ドッティ君」も食欲が出てきて、体も上半身も逞しくなりとても元気になったそうです。もちろん「ドッティ君」が元気になっていくにつれてKさんも元気になられたようです。そして「てんてんちゃん」の分まで「ドッティ君」には長生きして一緒に暮らしたいそうです。きっと天国の「てんてんちゃん」も見守っていてくれることでしょう。
Kさんと「ドッティ君」に出会ってあらためて感じたのは、私たちは、愛犬がいつ交通事故をはじめ、地震や災害などに遭遇するかもわかりません。しかし私たち飼い主は、そのような状況になった時でも最後まで共に生きることあきらめず、彼らを守って行かなければならないと思いました。それこそが犬を家族に迎えた私たちの大切な役割だと思います。
天国の「てんてんちゃん」のご冥福を祈ります。